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平成 25 年度 京博連総会 研修講演での冒頭挨拶

世界中が本当のデッサン=基礎、根本をやらなくなったが、私は絶えずデッサンをする。愚直に一筆に力をこめ、不器用な誠実さをもって、自分に出来る限りのことに努めている。そうして進歩している。

釈迦の弟子のシュリハンダカのようになれたら誠に幸いなことです。

「口にする多きによらず、聞くところ少なしといへ、聞くまゝに身に行ひつ、能く守り等閑にせぬ、かゝる人なむ法を護持する。」          
               法句経

 

他人にほめられたいため、金もうけをしたいために描いてはならない。制作の動機は、絶対的に純粋で誠実でなければならない。

自分自身の魂のため、真実のため、神佛のために描くのである。見せびらかさず、秘仏を刻むように。セザンヌのように、誰にも知られぬ偉大な画家に私はなりたいものです。

 
 
 

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