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京都町衆世界絵画塾の開学に際して     (ゴーキ美術研究所)

2019年10月新規開塾

 
 
 
 
 

日本の京都から世界へ。

古代から近代まで、千年萬年の長い歳月の間に起きた、幾多の戦乱や災害にもめげずに、芸術家や思想家や宗教家は固より、心有る無数の町衆が、命を懸けて護り通し、復興して来た、歴史的伝統的古典的風土の京都。

現代の科学技術による物質文明に、破壊され続けながらも、未だ処々残っている、閑静で純粋で優美な心の故郷の京都に、

人間生涯における、絵画芸術の道の理想を掲げ、京都町衆世界絵画塾を開学する。

 
 
 
 


絵画塾の五つのモットー。

一  一期一会。

二  初心忘るべからず。

三  真実の自己を見つめる。

四  基本に始まり基本に終れ。

五  個性を生かせ。

 
 
 
 


絵画芸術の、一筋の道の、生涯の学習。

絵画芸術の学習は、自己の心の修行と、自己の
芸術感覚の表現の、長い道行きである。
長距離歩行者であり、一生涯の努力・忍耐・時間が必要である。
怠けず、焦らず、一歩一歩、一日一日、一年一年である。
上手下手は問題ではない、どちらでもよい。
一事を成しとげるには、
運(天運)・鈍(愚直)・根(粘り)が大切である。

 
 
 
 


絵画芸術の本道の復活。
機械のヴァーチャルな死んだ眼ではなく、
人間のリアリティーがある生きた眼で、
自然の実在の生命を見る。

 自然の実在の生命が無ければ太古からの人間の健全な芸術の創造行為は存在しないのであるが、現代は自然の実在の生命を人間の生きた眼で視て、手で触れて、全身全霊で探究して、表現するという事の根本と源泉を喪失してしまっている。
 故に現代は原始、古代から近代の二十世紀初頭までに人類が創造してきた美術―絵画・彫刻―の本道から外れた時代である。
 自然、実在、生命を凝視する眼が美術の根本である。近代美術の巨匠のセザンヌ、ルノワール、モネ、ゴッホ等、彼等を継いだマチス、ルオー、ピカソ、モジリアニ等の絵画の革命的な新形式や技巧を生んだことの根本にあるものは、彼等の眼であり、手である。
 彼等巨匠達は皆、観念的に頭で考えられた物を描くことをせず、先ず、現実に実在する物を眼で視て、手で触れて、対象から受ける直接の感動を元に、人間の感覚や知覚を生かして制作した。
 この事は近代彫刻の巨匠のロダン、ブールデル、マイヨール、ジャコメッティ等においても全く同じである。
 現代の科学技術による物質偏重文明がもたらした機械化、大量生産化、ヴァーチャル化の便利安楽な生活に、現代人は気がつかぬままに慣れ、翻弄され、毒されている。
 機械の写真、テレビ、ケイタイ…によるヴァーチャル(架想)映像と、生物の人間の五感の現実映像とは全く違う事を自覚し、各個人が人類の芸術的創造の原点に立ち返ることが大切である。
 機械は生命の無い死んだ人工物であり、人間は肉体と精神(霊魂)の両方を具有した生命体である。
 人間の生命の根源は自然であり、地球の大地である。
 自然の実在の生命に直面した感動や感覚を表現することが、人間の本来の芸術である。
 機械ではなく、人間の生きた眼で見て、手で触れて、五感(六感)で、全身全霊で制作するという、生命のある健全な芸術を復活させよう。

 
 
 
 


世界絵画の創造。
古今の西洋絵画と東洋絵画を研究し、
両方の綜合を目指す。


技法の研究と開発。


 七つの技法

一 油絵。薄描き。透明技法。
二 油絵。中厚描き。厚描き。重層技法。
三 水彩画。透明技法。不透明技法。
四 水彩絵の具等、水性のもので描いた上に、油彩したもの。
  混合技法。
五 鉛筆、墨、インク、油絵の具等多様な素材を用いて
  「線」で描く「黒と白」の絵の技法。
 (黒と白の絵=広義のデッサンは、単なる下絵やスケッチ
  でなく、それ自体独立した表現方法と形式の作品である。)
六 五の絵の線と黒白を生かし、その上に油絵の具、水彩絵の具
  等で彩色した絵の技法。
七 クレオン、クレパス、パステル、色鉛筆等で描く彩色画
  の技法。

以上の七種類の絵は、根本において同じく、自然の探究であり、相関している。

 
 
 
 

 
 
 
 

正しい造形美術・絵画を学ぶ。

 

絵画の正しい基礎を学ぶ。
形・色彩・調和を学ぶ。
 
古典的・伝統的な絵画を学ぶ。
 
デッサンを学ぶ。

ダ・ヴィンチ、デューラーからゴッホ、ピカソ。
雪舟、等伯から若冲、北斎まで。

 

ダ・ヴィンチ

 

デューラー

 

ピカソ

 

雪舟

 

長谷川等伯(全体)

 

長谷川等伯(部分)

 

遠藤剛熈 武蔵野の土

 
 
 
 

油彩画を学ぶ。
水彩画を学ぶ。
混合技法を学ぶ。

ルネッサンスの巨匠達から、近代絵画のコロー、クールベ、セザンヌ、ルノワール、モネをへてマチス、ルオー、ボナアル、クレーまで。

 

セザンヌ

 

セザンヌ

 

ルノワール

 

ルノワール

 

ルノワール

 

モネ

 

ゴッホ

 

マチス

 

ボナアル

 

クレー

 

イッテン

 

京都を描く

古来からの精神伝統が現在も生き続けている、世界でも稀有な歴史的古典的風土を描く。
京都の四季を描く。
水明山紫。豊かで冴えた透明な色彩感覚。峻厳と優美。簡潔と洗練の美。
もののあわれ―――無常(かなしさ)と慈愛(やさしさ)の心―――を感じ取る。

 

遠藤剛熈 早春の寺の裏山 南禅寺

 

遠藤剛熈 鐘楼の丘より 南禅寺

 

遠藤剛熈 秋の永観堂

 

遠藤剛熈 初夏の植物園

 

遠藤剛熈 八瀬の庭

 

遠藤剛熈 嵯峨野の池

 

京都の周辺を描く

北山。比叡山。琵琶湖。丹波。宇治…。

 
 
 
 

初心忘るべからず。

少年の日再び来たらず、光陰矢の如し、歳月人を待たず。

北斎いわく
八十歳の時、猫一匹満足に描けない。
九十歳の時、百二十歳まで生きたら本当の絵が描ける。

 
 

自然と共に生きる。

地球を照らす太陽の光の輝き。豊饒な大地と共に生きる歓び。
清らかな川の流れと共に人生を旅する楽しさの表現。

 
 

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